動物記

物心ついた時から生き物が好きだった様に思う。
最初は昆虫、カミキリムシなどと比較的可愛いものだったが・・・小学生低学年の頃からウシガエル釣りにはまる。 この頃は二つ上の兄も一緒に遊んでくれていたが・・・私の動物好きに拍車がかかり、その後は爬虫類。 例えば、机の引き出しを開けるとマッチ箱の中にはヘビの赤ちゃん、押入れにはアブラコウモリ、ヤモリは紐でつないで必要な時だけ手繰り寄せて遊ぶなど・・・。
極めつけは、イモリとカナヘビ(尻尾の長いトカゲ)をみかん箱とバケツに約200匹飼っていた。 ある日、母親が私たちの部屋を掃除していて見つけたらしく、ものすごい悲鳴が聞こえてきた。 言うまでもなく、えらく怒られてしまい、仕方ないので隣の家の庭(庭は広いし、池はあるし・・・生意気な犬はいつも吠えるし)に200匹放してあげた。 当時、近所のお母さん達から、あそこの家の子(すなわち、私)とは遊ぶんでないと言われる・・・・。

中学生頃には哺乳類・小動物とか野鳥に興味が移る。 たまたま遊んでいた所でカヤの葉の中間部分に鳥の巣みたいなものを発見、良く観察してみると・・・小さなネズミの巣であった(日本最小の野ネズミ)。 その時の心臓のドキドキは今でも忘れない。 どうしても飼いたくなって親と巣(子供6匹)を素手で捕まえて家に持って帰る。 それからの夜は私にとっては天国のような時間だった。 オールナイトニッポン(ラジオ番組)を聞きながら、カヤネズミを観察!

高校生になった頃、少しは人並みに物事を考える様になったのか、いたずらに動物を持ち帰る事はなくなった。 しかし、好きであることに変わりはない為、ない頭をひねって野鳥保護研究会なるものを立ち上げ活動を始める。 発足の理由は簡単で、労せずして怪我した野鳥とか、巣から落ちている雛を皆がかわいそうと運んで来てくれることにあった。 狙いは見事に的中して、いろんな野鳥が我が家に運ばれてくることになった。 アオジ、ミヤマホオジロ、トビ、ゴイサギ、モズ、スズメ、メジロ、ウグイス、マヒワ、ツグミ、そしてコイカルなど。

大学生になった頃は友達をそそのかして(車の免許がなかったので)、福岡から宮崎までムササビとモモンガ探しの旅に出る。 山奥の古びた神社に一週間こもってみるが成果はなかった。 その他の学生時代の思い出は生活費を稼ぐためのマージャンと天神(親不孝通り)で飲んだくれる生活。

30歳になって、日本を離れた事のない私は親・親戚の手前、留学と言いつつも、昔からの夢であったガラパゴス、マダガスカル、オーストラリアへの移住を夢見る。 動物の進化を考える上で、これらの地は大変興味深いところなので。 しかし、その頃には既に三人の娘(0、3,4歳)がいて、生活は容易ではなかった。今、思えばとんでもない親である・・・・給料なし、アルバイトだけでの生活、将来は全く見えない。
それでも、最終的に移る場所を決めたのは単純な理由で、私の専攻の大学院があるのはオーストラリアだけだったから。 その地で有袋類の動物達に会えるのを夢みながら進路先を決める(かなり優柔不断)。 気が付けばニュージーランド、オーストラリアに5年近く住んだが、動物と会えると言う意味では最高の時間を過ごせた。 ワライカワセミ、オオコオモリ、ポッサムは毎日の様に庭へやって来ていた。 夜には山へドライブ! 運が良ければワラビー、ウォンバット、シュガーグライダー(フクロモモンガ)などと会える。

こんな訳で、日本に帰って来てからもタイリクモモンガ、シマリス、そして現在はシュパードを飼っている。 幾つになって成長しないようだ。
ただ・・・・いまだにイモムシだけはダメである!
by nagahiroy | 2006-03-16 21:17 | 雑記
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